日光山の神「日光三所権現(にっこうさんしょごんげん)」
日光山の神「日光三所権現(にっこうさんしょごんげん)」引用:日光三輪王寺蔵(日本の神々辞典)神格日光山の神神徳・ご利益縁結び・招福(新宮)子授け・安産(滝尾)農業・漁業の守護(本宮)別称二荒山大神あなたの「金運」を強力に引き上げる祈祷師の護符日光三所権現はどんな神さま?日光山(男体山)栃木の霊峰「日光山」の神さま日光山は、栃木県北西部にある男体山(2,486m)、女峰山(2,464m)、太郎山(2,368m)の三山を中心とする山岳の総称です。日光三山にっこうさんざんとも呼ばれます。それぞれに新宮権現、滝尾権現、本宮権現の三社が祭祀されており、鎌倉時代にはこれら三社をまとめて日光権現と称していました。日光の名は、この地にそびえる霊峰・二荒山ふたらやまの音読み「ニコウ」に由来するとされ、「フタラ」は観音菩薩の浄土とされる補陀落山ふだらくせんに由来するとされます。二荒山(男体山)を開いたのは奈良時代に実在した勝道上人しょうどうしょうにん。上人は、人跡未踏の頂への登頂に16年もの歳月を費やしながらも、山頂と麓に二荒山の神を祀り、千手観音を祀ったと伝えられています。その後日光は、関東を代表する神仏混淆しんぶつこんこうの霊場として堂社の数を増やしていきます。鎌倉時代には、当時主流だった本地垂迹ほんじすいじゃくの思潮をふまえ、男体山、女峰山、太郎山に所在する神仏を中心に、山界曼荼羅が形成されます。日光三所権現に対応する神仏の関係男体大権現現在の二荒山神社の地に祀られたのが、新宮(しんぐう)権現である。主峰・男体山の神霊で、男体大権現とも呼ばれる。男体の山頂にて勝道上人に影向ようごうしたと伝わり、その場所とされる影向石が今も山頂に残されている。男体山を信仰対象とする山岳信仰の御神体ないし修験道の霊場でもあります。本地は千手観音、垂迹神は大己貴命おおなむちのみこと)。このほか、衆生利益しゅじょうりやくのために変じる相(応用の天尊)は大黒天とされている。滝尾権現女峰山(2464m)の神霊とされるのが滝尾たきのお権現で、二荒山神社の北西に位置する滝尾社の影向石にて、弘法大師が示現を賜ったと伝えられている。その霊威は著しいものがあるといい、江戸時代には神を侮った僧が祟りを受ける一方、加地供養した僧には秘法成就をサポートしたという伝説が残っている。本地は阿弥陀如来、垂迹神は田心姫命、応用の天は弁財天である。本宮権現男体、女峰の御子とされる太郎山(2386m)の神霊が本宮ほんぐう権現で、勝道上人が初めて庵いおりを結び、神を祀った地(本の宮居)に祀られたためにその名がある。太郎権現ともいい、本地は馬頭明王ばとうみょうおう、垂迹は味耜高彦根命あじすきたかひこねのみこと。応用の天は毘沙門天です。日光三所権現を祀る神社二荒山神社栃木県日光市山内2307日光二荒山神社中宮祠栃木県日光市中宮祠2484
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