安倍晴明(あべのせいめい)のご利益と神格

安倍晴明公肖像画(晴明神社所蔵)

安倍晴明公肖像画(晴明神社所蔵)

 

名称
安倍晴明(あべのせいめい・あべのはるあき・あべのはるあきら・あべのはれあきら)
阿部晴明命(あべのせいめいのみこと)
神格
占師の祖神 名づけの神
ご利益
厄除け 魔除け 虫除け 火難除け
良縁 子育て 安産 学術技芸
病気平癒 雨乞い

 

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安倍晴明はどんな神さま?

安倍文殊院蔵

安倍文殊院蔵

 

天変地異を察知し人間の運命を見抜く

安倍晴明は陰陽師の始祖、占い師の祖神といわれています。伝説では式神(識神)を操って天変地異を察知し、人間の前世や未来の運命などすべて見抜く不思議な力をもっていたとされます。

 

出自は壬申の乱(672年)に大海人皇子(天武天皇)の軍に加わり、八世紀初めに文武朝の右大臣を務めた安倍御主人(あべみぬし)の末裔、益材(ますき)の子として生まれたと伝わります。のちに賀茂忠之・保憲父子から天文道や陰陽道を学び、優れた才能を認められて朝廷に仕えて陰陽寮に属し、天文の変化によって吉凶を占い天皇に報告する役目である天文密奏の職務を担当。

 

天文博士に任された晴明は、皇太子時代の第六十五代「花山天皇」や第六十六代・一条天皇(藤原道長)とも深く関わっていたことが道長の日記『御堂関白記』などに記されています。

 

陰陽寮というのは、律令国家の役所の一つで卜占、天文、歴、時刻に関することを担当します。特に卜占(占い)を担当したのが陰陽師です。この間に花山天皇の退位を予知し名声を高め、朝廷だけでなく貴族たちの陰陽道の祭儀や占いを担当して、その神秘的な能力を発揮します。その子孫は代々、陰陽頭、天文博士、暦博士などを務めて土御門家を名乗るようになり、近世には全国の陰陽師を支配する宗家として君臨します。

 

式神を駆使し数々の伝説や物語に

安倍晴明といえば、なんといっても不気味な式神を駆使した調伏と呪詛返しの呪力のすさまじさで知られます。

 

式神とは呪詛の鬼神で、いわば呪いの言葉を現実の力としては働かせる霊的存在です。調伏とは陰陽師が呪法によって悪鬼・悪霊に打ち勝つこと。また呪詛返しは敵対する者がかけてきた呪いをそれ以上の呪力によって返し、その呪いが敵の身にふりかかるようにすることです。

 

式神は、自分の主人にしか従わないとされますが、晴明には他人が使う式神を操る能力があったとされます。『古事談』や『宇治拾遺物語』などのなかに、時の権力社藤原道長の政敵、左大臣藤原顕光の依頼で陰陽師の芦屋道満が道長を呪詛したとき、晴明はただちにそれを見破り、道満の居所もあてたという話がある。

 

晴明の死後、陰陽師の始祖のごとく崇められるようになり、一条天皇の勅によって一条戻橋のそばにあった屋敷跡に晴明神社が創建されます。

 

数多くの伝説や物語に登場しますが、とくに式神が活躍する話が多く、『今昔物語集』に出てくる式神を駆使して老僧と術くらべをしえ勝つ話や、草の葉を投げて蛙を殺す話などが有名です。

 

安倍晴明「菊池容斎」作

安倍晴明「菊池容斎」作

 

庶民の間に広がる晴明信仰

様々な説話のなかでも、とくに晴明の名を広めたのが、晴明を人と狐の間から生まれたとする『信田妻(信太の狐)』の話です。浄瑠璃や歌舞伎などに取り入られて人気になったことが、庶民の間に晴明の不思議な神通力に対する信仰を広める要因になったとされます。同時に晴明を祖神と奉じる陰陽師が、全国各地で庶民生活に密着して活動するようになったことも、晴明信仰を広める大きな要因として考えられます。

 

庶民の間に広がる晴明信仰を示すものに次のようなものがあります。

 

晴明が掘ったとか、水をくんだ井戸と伝わるのが「晴明井」で、どんな日照りの時も水が枯れないといい、疱瘡除け、諸病退散、安産などの効験があるといわれる。「晴明塚」は、昔、晴明が雨乞い祭りを行った地として伝わります。「生命塚」と呼ばれて疱瘡除けや津波除けの効験ありとされるところもあります。「晴明屋敷」という地名の場所には、晴明が掘った井戸や、畑の虫除けの呪いをかけ、害虫の被害をなくしたといった伝説が残っています。

 

さらに「晴明石」と呼ばれる石は、雨乞いや火難除けの霊験ありとされたり、神奈川県鎌倉市にある晴明石は、それと知って踏むと祟られて足を病むといい、知らずに踏むと足が丈夫になると伝わります。あるいは足の病気の人は、晴明石を清水で洗い、塩などを供えて拝むと治るという伝承があります。

 

晴明の名のつく物や地名が各地に存在することからその影響力が大きいことがわかります。

 

京都の一条戻り橋の式神伝承

『本朝神社考』によると、晴明は自宅に十二神将(式神)をおいて使役していたが、妻がその形相を恐れたため、京都の一条戻り橋の下に置き、占いをするときに呼び出しては使っていたとされます。このことからのちに「橋占い」という占い法が生まれたといわれます。

 

昔からこの橋は、この世のハシ(端)境界としてとらえられ、霊的空間として認識されていました。近世になると橋のたもとに住む聖や業者が、往来する人に喜捨を受けたり、求めに応じて橋占を行っていました。橋占とは、橋の霊的な空間に宿る神霊がささやいて吉凶を占うと伝わる辻占の一つ。そうした習俗が、晴明の操る一条戻り橋の式神の伝承と結びついて、橋占発祥説として語られるようになったようです。

 

五芒星(晴明紋)

晴明紋(五芒星)

 

一条戻り橋近くにある晴明神社は、社紋が一筆書きの星型で、俗に晴明桔梗または晴明星、セーマンと呼ばれる陰陽道の祈禱呪符の一つであり、魔除けのお守りとして売られています。境内の晴明水(井戸)は悪疫難病を平癒させる霊水とされる。大阪市の安倍晴明神社の境内には晴明誕生の地として碑が建てられている。

安倍晴明を祀る神社

福島稲荷神社 福島県福島市宮町1-29
五方山 熊野神社 東京都葛飾区立石8-44-31
名古屋晴明神社 愛知県名古屋市千種区清明山1-6
晴明神社 京都市上京区晴明町806
晴明神社 福井県敦賀市相生町8
晴明神社 和歌山市田辺市龍神村殿原
阿部神社(安倍晴明屋敷跡) 岡山県浅口市鴨方町小坂東字阿部山
冠纓神社 香川県高松市香南町由佐1413

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