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造化三神・別天神と呼ばれる天地創造や生命起源に関する神さまの一覧へ
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神さまとは?と聞かれたら日本人なら神社を思い浮かべると思います。『神社は神さまがいる場所』という感覚は、私達日本人の生活のなかに遠い昔から自然に溶け込んでいます。だから、神社の社や鳥居を見るとそこに神さまの存在を意識することが出来ます。
しかし、その神社にどんな神さまが祀られているかまでは、知っている人は少ないでしょう。別に神さまの名前を知らなくても不都合な事はないし、神さまの存在を感じられる事のほうが大事といえばそれまでです。
でも「知らなくたっていい」というのは日本人として文化的にさみしいですし、神さまもさみしいと思います。
日本には八百万神(やおよろずのかみ)と呼ぼれるようにたくさんの神さまがいて、それぞれに個性や機能を持っています。そこには歴史・文化・といったものがたくさん詰まっているといっていいでしょう。
特に現実的な問題として、神さまの性格や機能によって発揮される【ご利益】が変わってくるというもの。当然ながら神社によって祀られている神さまは違います。どんな神さまか知っているほうが願い事もしやすいですし、知られた神さまも嬉しいと思いますよ。
神社の起源は、「そこに神のはたらきを感じた」というところに始まります。山や滝、巨大な木や岩などを見て人々はそこに神が宿ると考えました。やがて自然の神さまを祀るために臨時の場を設けるようになる。それが神社の起源と考えられています。
はじめは自然の中で神祀りをしていましたが、飛鳥時代に入り国家が整っていくと、神様を祀るための常設の社が急激に増えていきます。やがて神主や巫女といった神に奉仕する神職と呼ばれる人々も現れるようになりました。
この時代の頃は、個人で祈願するという意識は今よりも薄かったそうです。
稲作を中心とした地域共同体では、神社で豊作を祈ったり感謝したりする祭りが行われるようになります。伊勢神宮で行われる神嘗祭(かんなめさい)は、こういった農耕儀礼を国家的に行なうものです。
平安時代では陰陽道の影響もあり個人での祈願が多くなっていったそうです。また神は仏の仮の姿であるという思想が生まれ、神さまに対する観念が変わっていったことも、祈願の内容に影響を及ぼしたと考えられています。
武士の時代に入ると八幡信仰が盛んになり、全国に八幡神社が広がっていきま、商人が活躍する時代では商売繁盛を祈願する稲荷信仰が広がります。神社はこのようにその時代の人々の要求に応じて増えていったとされます。
世界中には数多くの宗教が存在します。それらを大まかに分類すると、「一神教」と「多神教」に分かれます。読んで字のごとく、一つの神を崇拝するのが一神教で、数多くの神が存在するのが多神教ですね。
代表的な一神教は、「キリスト教」や「イスラム教」が該当します。キリスト教の信徒が「唯一の神、イエス・キリストを信じなさい」と布教活動を行なうことがあります。この唯一神、という概念を持つのが一神教といえるでしょう。
日本では昔から多くの神々を広く受け入れてきました。日本古来の宗教である神道は「八百万の神」という言葉のとおりに、太陽、月、山、川、草、岩などに様々な神さまが存在します。
また、仏教も阿弥陀如来(あみだにょらい)、薬師如来(やくしにょらい)など様々な信仰の対象が存在します。そして神道と仏教が一緒に信仰されてきた歴史もあります。このため日本には神さまが多いのです。
神道では雷、風、火や火山の噴火や地震といった人間の力を超えた自然現象を神の力としています。また、元は人間でも豊臣秀吉や徳川家康といった偉業を成した人間が神格化されることがあります。そのため、神としてあがめられる歴史上の人物が多いのも特長です。
他にも性別のない「独り神」や日本の外からやってきた「外来神」といった様々な神さまが存在します。そういった無数の神を各地にある何千という神社や、家庭の神棚で礼拝されています。
太陽の女神である天照大神や、五穀豊穣の神である稲荷神のような特別な存在の他にも、祖先の霊や特定の地域でしか知られていないマイナーな神様も存在します。神道には神様に階級や序列もなく、あらゆる神様が霊的な力を持つと考えられています。
特に聖典といったものは存在しませんが、712年に太安万侶(おおのやすまろ)が編纂した『古事記』、その後に編纂された『日本書紀』がベースとなっています。
『古事記』や『日本書紀』などの古典に描かれた神話に登場する神々です。国土創世、天孫降臨、国譲りなどの神話に登場し、生き生きと活躍します。
こうした神々を祀る神社は、その創建の由来なども古典に記されている古社が多く、大和朝廷の支配の表れとも考えられています。
起源は明らかではありませんが、ある時期から一般民衆の間で広く信仰されるようになった神々です。家内の安全を守る屋敷神。商売を営む家では恵比寿、大黒信仰。山の神などの自然信仰など、その種類は多岐に渡ります。
生前、優れた業績を残した人物や、地域に貢献した人物が死後、神として祀られることがあります。平安時代に盛んになった御霊信仰では、無念の死を遂げた人物の魂を鎮めるために神として祀ったそうです。
「世の常ならずすぐれたる徳のありて、かしこき物をカミと云うなり」
江戸時代の国学者・本居宣長は『古事記伝』の中で神についてこう記しています。「すぐれたる」には尊いものや善良なものだけでなく、悪しき働きをなすもの、奇怪なものも含まれます。常ならぬ存在であり恐れ多いもの、それが神様なのでしょう。
次回の満月(新月)は2023年4月6日(木)
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