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罔象女神(みずはのめのかみ)

 

罔象女神(ミズハノメノカミ)イメージ

深泉万葉作

『別称』
  • 水波能女神(みずはのめのかみ)
  • 弥都波能女神(みづはのめのかみ)
『ご利益』
  • 祈雨
  • 止雨
  • 治水
  • 商売繁昌
  • 子宝
  • 安産
『神格』
  • 水の神
  • 井戸神
  • 紙漉の神

『関連神』
 

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罔象女神について

うるわしい乙女の女神

ミズハノメ神は人間の前に現れるとき、うるわしい乙女の姿をしているそうです。神名の「ミズハ」は田んぼに水を引く灌漑(かんがい)用の水路や生活用といった「水が走る」や「水が這う」という意味があり、「水つ早」として井戸や泉の出始めの意味もあります。また、ミズハノメ神は民族信仰の井戸神(水神さま)と同一神と考えられているところが多いそうです。

 

水は人間の命の源であり、農業や漁業、工業などあらゆる分野で力を発揮しますが、ミズハノメ神が農耕との関係が深いのは、地母神的な性格を持つイザナミ神の尿から生まれているからです。化学肥料がなかった時代は、糞や尿は作物を栽培するうえで大変重要な肥料でした。そういうわけで尿から生まれたミズハノメ神は肥料の神としても考えられています。

 

紙漉(かみすき)の神

和紙を漉く工程で「水」は大切な役割を果たしています。福井県今立町にある大滝神社の摂社である岡田神社の社伝に次のような話が残っているそうです。

昔、この地に乙女の姿をした神が現れて、「この土地は谷あいで田畑は少ないが、きれいな水に恵まれているから紙漉をやるとよいでしょう」と言って、紙漉の方法を教えたそうです。村人がその神に名をたずねると「上流に住むミズハノメ神なり」といって姿を消しました。以後、人々はこの神を川上御前と呼び、岡太神社に祀り紙漉きに取り組んだそうです。

この紙漉きの技術によって作られるようになった和紙が、のちに越前和紙として広く知られるようになったそうです。

罔象女神を祀る神社

 
岡太神社

福井県越前市大滝町23-10

丹生川上神社中社

奈良県吉野郡東吉野村小968

建水分神社

大阪府南河内郡 千早赤阪村水分357

大井神社

静岡県島田市大井町2316

金立神社

佐賀県佐賀市金立町大字金立2467

雨宮坐日吉神社

長野県千曲市雨宮1

 

ミズハノメ神を主祭神にする神社は少ないですが、一般に農業守護の信仰を持つ神さまが祀られている神社の摂社や末社に祀られていることが多いそうです。