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饒速日命(にぎはやひのみこと)

 
別称
  • 天照国輝彦火明櫛玉饒速日命(あまてるくにてるひこほあかりくしたまにぎはやひのみこと)
神格
  • 太陽神
  • 穀霊神
ご利益
  • 諸願成就
  • 病気治療
  • 皮膚病・腫れ物の守護(石切神社)
関連神
  • 妻神:トミヤビメ
  • 子神:ウマシマジ命
 

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饒速日命について

先に大和へ天下った神

ニギハヤヒ命は天つ神の御子で、天孫ニニギ尊よりも先に天下りしたという伝承をもつ神さまです。『古事記』と『日本書紀』では、古代の有力豪族である物部氏(もののべし)の祖とされています。

 

ニギハヤヒ命は天羽羽矢(あめははや)と歩靫(かちゆき)を携えて天磐船に乗って天下りました。そして大和地方支配していた長髄彦のもとに身を寄せ、その妹の登美夜毘売と結婚し息子のウマシマジ命をもうけ、一族の主君として君臨していたとされます。

 

神武東征神話では神武と長髄彦が対峙した際、長髄彦が「私は天磐船で天より降りたニギハヤヒ命に仕えている。天神の子が二人いるのはおかしい。あなたは偽物でしょう」と聞くと、神武は天つ神の子の証である天羽羽矢と歩靫をみせます。

 

長髄彦はそれでも服従しませんでした。ニギハヤヒ命は長髄彦を諌めたが、長髄彦は頑固に服従しようとしませんでした。その結果、ニギハヤヒ命は長髄彦を殺し、大和の支配地を神武天皇に献上したとされます。

古代呪術祭祀の呪具『十種の神宝』

ニギハヤヒ命が天つ神から授かったとされる職能は、古代の呪術祭祀を司る役目だったそうです。「先代旧事本紀」にそれを象徴する十種の神宝の話が記されています。

 

それによると、大和に天降る際にアマテラス大神から十種の神宝(天璽瑞宝十種)を授かりました。アマテラス大神は「もし痛むところがあれば、この十種を一二三四五六七八九十といって打ち振ればよい。そうすれば使者も蘇るであろう」といったそうです。

 

その十種とは、『瀛津鏡・辺都鏡・八握の剣・生玉・死返玉・足玉・地返玉・蛇比礼・蜂比礼・品物比礼』で大別すると「剣」と「鏡」と「玉」という三種の神器の構成に比礼が加えられた形となっています。いずれも古代において重要な呪具として用いられたものです。

 

十種の神宝が死者を生き返らせるというのは神話的な比喩ですが、それくらい霊妙な呪具であるというのは間違いありません。おそらく宮廷祭祀で天皇の健康長寿、国土平安を願う鎮魂祭に用いられる呪具の原型が十種の神宝なのでしょう。

饒速日命を祀る神社

 
物部天神社

埼玉県所沢市小手指元町3-28-29

石切劔箭神社

大阪府東大阪市東石切町1-1−1

矢田坐久志玉比古神社

奈良県大和郡山市 矢田町矢田965

物部神社

島根県大田市川合町川合1545

磐船神社

大阪府交野市私市9-19-1