天津彦根命(あまつひこねのみこと)

アマツヒコネの名称・神格・ご利益

名称
古事記
天津日子根命(あまつひこねのみこと)
日本書紀
天津彦根命(あまつひこねのみこと)
別称

天都比古禰命
波多都美命(はたつみのみこと)
北伊勢大神(きたいせのおおかみ)
多度神(たどのかみ)
根子神

神格
日の神 海の神 風の神
雨乞いの神
ご利益
農業守護 漁業守護 金属工業守護
産業開発 祈雨 台風除け
水難除け 火難除け 開運招福
商売繁盛 学業成就
関連神
生み神

天照大御神
須佐之男命との誓約で勾玉より生まれる

兄弟神

アメノオシホミミ
アメノホヒ
イクツヒコネ
クマノクスビ

子神

天目一箇命
比売許曽命
アメノミカゲ命

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天津彦根命はどんな神さま?

アマツヒコネ命は雨乞いの神、風の神として崇敬されています。

 

『古事記』によるとアマテラス大神とスサノオ尊の誓約の際に、スサノオ尊が噛み砕いて吹き出したアマテラス大神の角髪(みずら)にまいた玉の緒の玉から生まれた5神のうちの一神とされます。

 

一緒に生まれた神はアメノオシホミミ命やアメホヒ命、イクツヒコネ命がいます。

 

アマツヒコネ命は各地の有力な氏族の祖神とされおり『新撰姓氏録』には、犬上県主・蒲生稲置・菅田首・額田部連・額田部湯坐連・三枝部造・高市県主・奄智造・凡河内国造・凡河内直・津国造・山背国造・山背直・磐城国造・磐瀬国造・菊多国造・周淮国造・馬来田国造・師長国造・茨城国造・周防国造らの祖神とされています。

 

氏族の分布は、近畿から関東に広がっていることから、アマツヒコネ命は各地の氏族が信奉していた土着神(産土神)の集合体とも考えられています。

 

そこから考えられるこの神さまの原像は、農業や漁業の守り神、産業開発の神といった各地の土着神がもつさまざまな霊力を備えた神霊とみれます。

 

各地の有力氏族が信奉する神だったからこそ、神話のなかでアマテラス大神の子という高い位置にいるのでしょう。

 

多度神として祀る桑名市の多度大社周辺では平安時代初期頃にはこの辺り総氏神として崇められていたとされます。

 

アマツヒコネ命が祀られている多度大社の別宮には、一目連神社が祀られています。

 

祭神の一目連神は、アマツヒコネ命の子神であるアメノマヒトツノカミ。この神さまは金属鍛冶の祖神として有名で、このことから多度大社は金属工業の守護神としても信仰されています。

 

多度大社には昔、背後の多度山に1つ目の龍が住んでいたとされ、1つ目の龍を祀ったのが創祀という伝承があるそうです。

 

神社の創建は雄略天皇の時代(456~479年)と伝わり、祭神がアマテラス大神の御子であることから伊勢神宮に対して北伊勢神宮と呼ばれました。

 

参考:多度大社「本宮 多度神社」

天津彦根命が祀られている神社

荒木神社 静岡県伊豆の国市原木90-1
多度大社 三重県桑名市多度町多度1681
桑名宗社 三重県桑名市本町46
竹田神社 滋賀県東近江市鋳物師町1020
出雲大神宮 京都府亀岡市千歳町出雲無番地
藍那天津彦根神社 兵庫県神戸市北区山田町藍那北ノ町39
王子神社 徳島県徳島市八万町向寺山55
室津神社 高知県室戸市

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