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天香山命(あめのかぐやまのみこと)

 
『別称』
  • 天香久山命(あめのかぐやまのみこと)
  • 天香児山命(あまのかぐやまのみこと)
  • 天隠山命(あめのかごやまのみこと)
  • 高倉下命(たかくらじのみこと)
『神格』
  • 倉庫の神
  • 農業神
  • 開発神
『ご利益』
  • 産業開発
  • 農漁業
  • 製塩守護
  • 厄除開運
  • 出世開運
関連神
 

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天香山命について

神武天皇の危機を救った神

名前の「天香山」は天上にある山のことです。父神が稲穂の神霊で弟神が天孫降臨神話のニニギ尊という系譜から、基本的な性格は稲霊とみられます。

 

『日本書紀』ではニニギ尊に随伴した多くの神々のなかの一神として地上に降り、紀伊国(和歌山県)熊野に住んでいました。

 

カムヤマトイワレビコ命(神武天皇)が熊野に上陸し、大熊の毒気にあたって失神したとき、布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)によって危機を救う功績をあげています。

 

越後や尾張の開発神

神武天皇即位四年に、勅命により越後国(新潟県)に移り国内を平定。以後、浜の人々に製塩の方法を、漁民には網を作って漁をする方法を、農民には耕作の方法や酒造法を教えて産業興降に尽くしたとされます。

 

そのいろいろな施策を指揮した場所が、弥彦山の現在でいう弥彦神社のある地といわれています。現在も越後開拓の祖神として「いやひこさま」、「おやひこさま」の名で人々から親しまれています。

 

また、尾張国(愛知県)の有力氏族の祖神という顔もあります。弘仁2年(811年)成立の古代氏族の系譜書「新撰姓氏録」には、この神の父神にあたるアメノホアカリ命を祖とする尾張氏が、もともと住んでいた大和国(奈良県)葛城から尾張国に移住。

 

尾張地方に勢力を張り、この地の開発神として御子神であるアメノカグヤマ神を尾張国一の宮に祀ったとあるそうです。現在の一宮市に鎮座する真清田神社とされます。

 

石油開発の守護神ともされる

新潟平野の地下深くに豊富な石油と天然ガスが埋蔵されています。石油が「越後の燃える水」と呼ばれ、朝廷に献上されたのが、天智天皇の時代(661~670年)といわれていることから、その歴史が古いことがうかがえます。

 

本格的に開発されたのは明治以降のことで、エネルギー源として石油の重要性が増すなかで、アメノカグヤマ命が石油開発の守護神として性格を強めていったとされます。日本石油の新潟製油所には、弥彦神社から勧請した『伊夜日古神社』が祀られています。

天香山命を祀る神社

 
弥彦神社(彌彦神社)

新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦村弥彦2887-2

真清田神社

愛知県一宮市真清田1-2-1

高倉神社

三重県伊賀市西高倉1050-2髙倉神社

田村神社

香川県高松市 一宮町286