保食神

うけもちのかみ(保食神)のご利益や名称

オオゲツヒメ

 

名称
  • 保食神
  • 大宜都比売
  • 大気都比売神
  • 大宜津比売神
  • 大気津比売神
  • オホゲツヒメ
  • オオゲツヒメノカミ
神格
食物神 農業神 蚕の起源神
ご利益
農業守護 漁業守護 開運招福 災難厄除け
航海安全 縁むすび 子宝 安産
出世 家内安全
関連神

 

500円からできるメール占い。誰にも知られずあなたの不安や悩みを相談できます。

保食神はどんな神さま?

世界に五穀をもたらした豊穣の神

オオゲツヒメは国産みのイザナギ神・イザナミ神から生まれた神さま。名称のオオゲツヒメとは「大いなる食物の女神」という意味です。保食神(うけもちのかみ)とも呼ばれ食物を司る神として知られます。その属性から豊宇気毘売神(とようけびめのかみ)、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と同一神とも考えられています。

 

日本神話には、食物の起源、農耕の起源に関する話が3つあります。それぞれウケモチ神、オオゲツヒメ神、ワクムスビ神の三神が登場。この中でウケモチ神の名前の(ウケ)とオオゲツヒメ神の(ゲツ)は、いずれも食物の意味で、その共通点からこの二神は食物を司る同一神と考えられています。

 

日本神話での保食神

『日本書紀』では五穀起源神話に登場します。アマテラス大神に食物神であるのウケモチ神の様子を見てくるよう命じられたツキヨミ命が訪ねて行くと、喜んだウケモチ神は口から魚や獣、ご飯を出し、それらを豪勢に机の上に盛りあげてもてなしました。

 

ところが、ツキヨミ命は喜ぶどころか「口から出した汚いものを食わせるのか」と怒り狂い、剣で斬り殺してしまいました。ことのなりゆきをアマテラス大神に報告すると、アマテラス大神は怒ってツキヨミ命と永久に決別することを宣言したそうです。

 

その後、アマテラス大神に派遣された天熊人(あめのくまひと)が様子見に行くと、ウケモチ神の死体の頭頂から牛馬、額に粟、まゆの上に蚕、目のなかに稗、腹のなかに稲、陰部には麦と大豆が生じていました。

 

それらを持ち帰りアマテラス大神に献上すると、大いに喜び「これは人々が生きていくために必要な食物だ」と言って、田や畑の作物や養蚕の種にしたそうです。

 

 

『古事記』においては、スサノオ命がオオゲツヒメ神殺害の話として、ほぼ同じように語られています。高天原を追放だれたスサノオ命は、食べ物を求めて姉神であるオオゲツヒメを訪ねます。オオゲツヒメはスサノオ命のために鼻や口、お尻から様々な食物を出してスサノオ命をもてなしました。

 

しかしスサノオ命はその行為を汚らしいと怒り、オオゲツヒメを斬り殺してしまいます。すると、オオゲツヒメの体から稲、粟、麦、小豆や大豆などが生えます。その後、カミムスビ神によって国中に広められたとされます。

 

死から実りを生む食物の神

日本書紀ではツクヨミ命に、古事記ではスサノオ命に斬り殺されてしまいますが、共通しているのは切られた後に五穀をの恵みをもたらした事。この死から豊かな実りが生じるという考え方は、東南アジア、中南米、アフリカなど世界各国の神話にみられます。

 

いずれの伝承にも、山を焼いて芋や粟などの雑穀を育てる焼畑農耕がベースになっていると言われます。日本には稲作文化が普及する以前にそうした伝承が伝わり、のちの弥生時代になってから稲作農耕の話が加わったものが、この食物起源神話であると考えられています。

 

大自然の営みを表すもので、例えば春夏秋冬の季節で見れば、植物が枯れ果てる冬は死をイメージします。しかし生命は荒涼とした大地の中で息づいており、厳しい冬を乗り越えれば春が訪れ、夏を経て秋には豊かな実りに恵まれます。

 

オオゲツヒメも破壊と再生という自然の循環を体現した女神と考えられます。

 

おもてなし精神からお寿司屋さんの神さまに

食文化という面から神話を見てみると、オオゲツヒメ神がスサノオ命、ツクヨミ命にもてなすサービスとして、海の幸や山の幸をそろえて提供するというのは、まさに弥生時代の人々が得ていた食べ物の豊かさを象徴しています。

 

さらに、そうしたオオゲツヒメ神のおもてなしには、新鮮の食べ物を「料理」するという意味も含まれてくるとも考えられます。食料が豊富になれば調理技術も発展します。そういった意味ではオオゲツヒメ神はバラエティ豊かな食文化のルーツという一面があり、新鮮な食材を調理するお寿司屋さんの神さまとして人気なのも納得できますね。

保食神を祀る神社

岩内神社 北海道岩内郡岩内町字宮園41
猿賀神社 青森県平川市猿賀石林175
白子神社 山形県米沢市城北2-3-25
竹駒神社 宮城県岩沼市稲荷町1-1
箭弓稲荷神社 埼玉県東松山市箭弓町2-5-14
建穂神社 静岡県静岡市葵区建穂271
犬頭神社 愛知県豊川市千両町糸宅107
亀山八幡宮 長崎県佐世保市八幡町3-3
金立神社 佐賀県佐賀市金立町大字金立2467
上一宮大大粟神社 徳島県名西郡

 

食物神、蚕の起源神にちなみ農業や漁業、狩猟の神、また全国の蚕神を祀る神社の祭神とされています。

 

しかし、単独で主祭神として祀られることはほとんどなく、穀物神のウカノミタマ神と同一神とされて稲荷神社に祀られている場合が多いようです。

新月と満月の日だけに作られる護符

夜空に浮かぶ満月

次回の満月は2021年11月05日(金)


金運や恋愛運を強力に引き上げる祈祷師が作る強力な「護符」。一人ひとり専用に作成するため20名限定となっています。

※締切日11月04日23時まで
「金運上昇」「商売繁盛」「一攫千金」の金運護符はこちら

「恋愛成就」「浮気防止」「結婚成就」の恋愛護符はこちら