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保食神(うけもちのかみ)

 
『別称』
  • 大宜都比売神(おおげつひめのかみ)
『神格』
  • 食物神
  • 農業神
  • 蚕の起源神
『ご利益』
  • 農業守護
  • 漁業守護
  • 開運招福
  • 災難厄除け
  • 航海安全
  • 縁むすび
  • 子宝
  • 安産
  • 出世
  • 家内安全
関連神
 

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保食神について

日本神話でのお話

日本神話には、食物の起源、農耕の起源に関する話が3つあります。それぞれウケモチ神、オオゲツヒメ神、ワクムスビ神の三神が登場します。この中でウケモチ神の名前の(ウケ)とオオゲツヒメ神の(ゲツ)は、いずれも食物の意味で、その共通点からこの二神は食物を司る同一神と考えられています。

 

『日本書紀』では五穀起源神話に登場します。アマテラス大神に食物神であるのウケモチ神の様子を見てくるよう命じられたツキヨミ命が訪ねて行くと、喜んだウケモチ神は口から魚や獣、ご飯を出し、それらを豪勢に机の上に盛りあげてもてなしました。

 

ところが、ツキヨミ命は喜ぶどころか「口から出した汚いものを食わせるのか」と怒り狂い、剣で斬り殺してしまいました。ことのなりゆきをアマテラス大神に報告すると、アマテラス大神は怒ってツキヨミ命と永久に決別することを宣言したそうです。

 

その後、アマテラス大神に派遣された天熊人(あめのくまひと)が様子見に行くと、ウケモチ神の死体の頭頂から牛馬、額に粟、まゆの上に蚕、目のなかに稗、腹のなかに稲、陰部には麦と大豆が生じていました。

 

それらを持ち帰りアマテラス大神に献上すると、大いに喜び「これは人々が生きていくために必要な食物だ」と言って、田や畑の作物や養蚕の種にしたそうです。

 

ちなみに『古事記』では、スサノオ命がオオゲツヒメ神殺害の話として、ほぼ同じように語られています。食物神、蚕の起源神にちなみ農業や漁業、狩猟の神、また全国の蚕神を祀る神社の祭神とされています。

 

しかし、単独で主祭神として祀られることはほとんどなく、穀物神のウカノミタマ神と同一神とされて稲荷神社に祀られている場合も多いそうです。

保食神を祀る神社

 
岩内神社

岩内郡岩内町字宮園41

猿賀神社

青森県平川市猿賀石林175

駒形神社

岩手県奥州市水沢区中上野町1-83

白子神社

山形県米沢市城北2-3-25

竹駒神社

宮城県岩沼市稲荷町1-1

箭弓稲荷神社

埼玉県東松山市箭弓町2-5-14

建穂神社

静岡県静岡市葵区建穂271

犬頭神社

豊川市千両町糸宅107

亀山八幡宮

長崎県佐世保市八幡町3-3

金立神社

佐賀県佐賀市金立町大字金立2467