豊かな知識や技術を備え、大国主とともに全国を巡り、国土開発や病気治療、医薬の普及など多くの業績を残しました。神徳は医薬・酒・温泉などあり、医薬の神さまとして「薬祖神」と呼ばれます。万民の病難を救う霊力が中心で、健康成就、病気平癒のご利益があります。
神話「国造り」に登場する出雲の英雄。「因幡の白兎」神話でうさぎに正しい傷の治し方を教えたことから、医療、病気平癒の神徳を持ちます。少彦名と共に医薬の祖とされます。多くの名を持つので、神社によっては(大己貴命・大物主神)として祀られます。
別天津神・造化三神のうちの1柱。薬の神さまである少彦名の親神です。神話で八十神に殺された大国主を蘇生させたことから病気平癒、無病息災のご利益があるとされます。
景行・成務・仲哀・応神・仁徳天皇と5代の天皇に仕え、400年以上もの長寿を全うした事で、延命長寿、病気平癒、疫病退散のご神徳を持つ神さまとして信仰されています。
コノハナサクヤヒメの姉。岩の神、長寿の神としての神格を持ちます。岩のように堅固で永久不変なことを象徴することから延命長寿のご利益を備える女神です。
薬菜神社 |
鎮守府将軍大野東人が薬莱山上に医薬の守護神『大己貴神』『少彦名神』を祀ったことが創建とされます。医薬の守護、病難退散の神として信仰されます。 |
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青麻神社 |
昔、長年眼病を患っていた村人の前に老人が現れ、「私の教えに従えば目の病は癒えるだろう」と告げられ、村人は教えられた通りに天を拝み続けると目の病が治ったという伝承があります。 |
五條天神社 |
薬祖神を祀る神社。毎月10日の「医薬祭」では人形を自分の身代わりにする「形代」が行われ、祈願することで身の穢れを清めます。 |
熱田神宮「清水社」 |
平家武将の平景清が目を患った際に、この神さまに祈り、湧き水で清めたところ、霊験あらたかであったことから眼病平癒の信仰があります。 |
少彦名神社 |
通称「薬の町」として知られる大阪市道修町のビルの谷間に鎮座します。健康の神・医薬の神として知られ「神農さん(しんのうさん)」とも呼ばれています。 |
石切劔箭神社 |
古くから「でんぼ(腫れ物)の神さま」として知られる神社です。境内のお百度石には病気平癒を祈願するため多くの人が訪れます。 |
大神神社(摂社:狭井神社) |
境内には万病に効くというご神水が湧き出る井戸があり、この井戸水は昔から「薬水」と呼ばれており、病気平癒と延命長寿のご利益があるとされます。 |
三宅八幡宮 |
祀られる八幡神は小野妹子が勧請したとされます。幼少期の明治天皇が病を平癒したという伝承を持つ神社です。子供のかん虫封じや病気平癒、夜泣きなどご利益で知られます。 |
青倉神社 |
祭神:不明(湧き水が目の病気に効くといわれ「目の神様」とされる) |
和気神社 |
清麻呂公の脚が霊泉で治ったとされる足腰の病気平癒で有名な神社。境内には狛猪があり古くから親しまれている。 |